スギ花粉飛散のピークは、例年並みとなるところが多く、大阪は3月上旬に飛散のピークとなるでしょう。
スギ花粉は飛散開始となる前から、わずかな量が飛びますので、早めの対策を心がけてください。
スギ花粉のピークが終わると、ヒノキ花粉が飛び始めます。
ヒノキ花粉のピークも例年並みで、大阪では4月上旬に飛散のピークとなるでしょう。
飛散量は、全国的に例年より少ない見込みです。前シーズン比(2020年春との比較)で見ると、多く~非常に多くなる予想です。
前シーズンが例年より少なかったためであり、前シーズンに花粉症の症状が軽かった人も2021年春は注意が必要です。
花粉症の薬を予防的に服用すると、シーズン中の症状がずいぶん軽減することは、以前から知られていました。
理由は2つあります。
現在では花粉飛散開始日、もしくは軽くでも症状が出たら、すぐに内服を開始することが推奨されています。
(鼻アレルギー診療ガイドラインより)。
花粉症の方は、この時期はいつでも薬を服用しはじめることができるように、あらかじめ準備しておくことをお勧めいたします。症状が出るまで待たず、1月・2月の間に、お気軽にご来院ください。
後発医薬品(ジェネリック医薬品)は、先発医薬品と治療学的に同等であるもの(効果・安全性が同じ)として製造販売が承認され、一般的に研究開発に要する費用が低く抑えられることから、先発医薬品に比べて薬価が安くなっています。
後発医薬品を普及させることは、患者負担の軽減や医療保険財政の改善に資するものとして厚生労働省が推奨しています。(厚生労働省HPより)
花粉症治療薬で最も多く使われているフェキソフェナジン塩酸塩錠(商品名アレグラ)を例にとると、アレグラ錠60mgの薬価は、72円に対してジェネリック医薬品の薬価は、31~41円程度となっていますのでメーカーによって薬価は異なりますが、1錠あたり30円以上ジェネリック医薬品のほうが安くなります。(2か月投与だと3600円の差になります。)
長期に服薬する必要がある花粉症治療薬は先発品と効果・安全性が同等なジェネリック医薬品が特に経済的効果が優れていると考えられます。
院内処方のメリットに関しては、院内処方にこだわる理由をご参照下さい。